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藍染

 藍は古くから日本でも使われてきた染料です。しかし、歴史の中で禁止令がでたり、安価な合成染料の登場などの危機を迎えましたが、現在ではジャパン・ブルーと呼ばれ、広く知られるようにもなりました。また、藍には防虫・消臭効果もあるとされ、昔から親しまれていました。

 

日本で有名な藍の産地は徳島や沖縄です。どちらも藍ですが染料の製法に違いがあります。

どちらも美しく深みのある藍ですので、一度お手に取ってみてください。

 

 

 

2024年04月22日

墨流し

 墨流し染めの歴史は古く1200年前の平安時代、貴族が和歌をしたためるために使われていました。
また、現在でも”水に墨(くろ)を流す”と”苦労を水に流す”をかけた意味合いから縁起をかついだ紋様とされています。

 墨流し染めは水面に浮かした墨汁で波紋状の模様を作り、それを布に転写して染め上げる技法です。

現在は墨ではなく顔料を使用し、様々な色彩で染めることが可能になっております。

墨流し染めで生まれる紋様はその時々の加減などで異なるため世界で1枚だけの柄が出来上がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年09月25日

11月15日 きものの日

 きものの日とは全日本きもの振興会が、昭和41年に11月15日に制定しました。
きものの日を制定することになったいきさつは、昭和39年の東京オリンピックに、東京を訪れた世界各国の人々から「日本の民族衣裳は"きもの"だと思っていたが、きもの姿をほとんど見かけないのは何故か」との声を受けたことだと言われております。

 

 今日ではきものを着ることはハードルの高いものとして考えられておりますが、気軽に着られて人々の生活になじみのある存在になれるよう、努力していかなければならないと思っております。

 "きものの日"前後は「七五三詣り」など、きものに因んだ企画や行事が、毎年全国各地で盛大に展開されてきています。

 こうした行事やイベントなどで少しでもきものに触れ、良さを知っていただければ幸いです。日本には素晴らしい伝統行事ときものという伝統衣裳があり、その伝統が大勢の人々に親しまれ普及発展することを念願しています。

 

 



2019年11月15日

オリジナル帯

 先日は、オリジナルの帯を作ることのできる展示会を開催しました。お客様のお話や要望を聞きながら世界で唯一つのオリジナルの帯になる図案を描き上げていただきました。

 自身の大切な思い出や好きなものを形に残せるということで大変好評でした。和やかにお話しつつ描き上げられる図案は柔らかく優しさを感じられます。

 

 

 

 自分の誕生花・大切なペット・思い出の風景等々、お客様のお話の中からも図案を引き出し短時間で描きあげていく様子を間近で見ることができるので大変貴重な経験となります。

 

 

 

2019年05月20日

松井眞夫 本加賀友禅

 弊社でオリジナル本加賀友禅訪問着を作ってくださっている本加賀友禅作家の松井眞夫氏をご紹介させて頂きます。
 松井氏は1967年に加賀友禅作家嶋達男氏に入門し、その後独立。1978年の第1回伝統加賀友禅工芸展にて金賞[秋明]を受賞し、その後も多くの賞を受賞してきました。2009年には加賀友禅伝統産業工芸士と認定され、また、石川県指定無形文化財技術保持者でもあります。

 

                                  松に北前船

 

 

 

 

 

                                 

 松井氏は花鳥風月の中で風景を切り取った作品が数多く有ります。また、生地からこだわり、色使いや風合いが優しいところも特徴のひとつです。全てご自身で作業されており、一点一点心をこめて制作されております。世界で一枚しかない貴重な作品です。

 

 

 

 

2018年10月25日
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